お盆も終わり、少しずつ秋めくのかなーと思っていますが、そんな気持ちとは裏腹に最高気温が30℃を超す残暑が続くそんな日に、秋の訪れを告げるこの魚が入荷しました そう、サンマです
例年、小型船⇒中型船⇒大型船と時間差の操業のため、ハシリに水揚げされるサンマは少ないですが、今年は大型船をの解禁を早めたため、まとまった水揚げがあったようです
とはいえ、ここ30年くらいは年間20~30万トン揚がったものが、近年は2~3万トンと10分の1に 今年も少ないだろうという予測が出ています
捕れなくなった原因は様々ですが、一番の原因は地球環境の変化でしょう サンマの漁場は例年日本近海に形成されますが、2010年頃から日本を離れ、大きく東沖に移動しました 海水温が上昇し餌となるプランクトンが減り、小型化しました
私が子供の頃、9月に食卓に乗るサンマと言えば、皿からはみ出すほど大きく、脂ののった美味しいものでした 大根おろしが無いと子供ながらにキツいくらいの 今のサンマは細いし脂は無いし…
イカにしても鮭にしてもサンマも、年々量が激減していて価格もすごいことになってます ついつい「前は半値だったなー」とか「前は〇〇だったな、昔は〇〇が良かったなー」とついつい口に出す自分に、止まることのない時間の流れの残酷さを感じるのでした
「知らず知らずのうちに環境の変化を受け入れたくない、もしくは自覚したくない感覚」を実感しているのかもしれません……かしこ